
ライチとバラの香りが強烈に立つ。グラスに鼻を近づけた瞬間に品種が分かる、数少ないタイプ。酸は控えめで口当たりに厚みがあるため、香りの強い料理に負けない。名前の Gewürz はドイツ語で「香辛料」の意味。
香り
産地・造りによる違い
アルザスが本場で、辛口から遅摘みの甘口まで幅がある。イタリアのアルト・アディジェ産はよりボディがしっかりする傾向。
合う料理
各国のワイン公式機関・生産者団体・輸入元の解説に挙げられていた料理です。それぞれ料理から探すの該当ページにつながっています。
実はこれはサヴァニャン(トラミネール)の色変異——交配ではありません。そのサヴァニャンの子がピノ・ノワールとソーヴィニヨン・ブラン。同じアルザスで厚みのある白ならピノ・グリ。
この品種が認められている産地
原産地呼称や地理的表示の規定で、この品種の使用が認められている産地です。規定そのものは各産地のページから確認できます。
- アルザスAOC
- ヴァッハウDAC補助品種
- GI山梨地理的表示(GI)
- GI北海道地理的表示(GI)
- GI長野地理的表示(GI)B類
- GI山形地理的表示(GI)
- バーデン栽培地域0.9% / 134ha/2024年
- セントラル・オタゴGI0.4% / 7.33ha/2025年
- マイポ・ヴァレーDO原文表記: Gewurztraminer
- ルエダDO認可品種 / 原文表記: Gewurztraminer
- ペネデスDO原文表記: Gewurztraminer
- ソモンターノDO原文表記: Gewürztraminer
- テージョDOC原文表記: Gewürztraminer Rs
- ターヴォラ・ヴァローザDOC原文表記: Gewürztraminer
- カラタユドDO原文表記: Gewürztraminer
- ラ・マンチャDO原文表記: Gewürztraminer
- アルト・アディジェ(南チロル)DOC単一品種表示は85%以上 / 原文表記: Traminer Aromatico
- ヴュルテンベルクg.U.63°Oeの枠
- ザクセンg.U.高い側の枠(65°Oe)
- コロンビア・ヴァレーAVA制定時の最終規則に挙がっている品種。規定上の義務ではない(1984年当時の実態)
系統
親:サヴァニャン(トラミネール)(色変異)
子:VIVCに記載なし
親を共有する品種:ピノ・ノワール、ソーヴィニヨン・ブラン、シュナン・ブラン、グリューナー・フェルトリーナー、シルヴァーナー、ベルデホ
交配ではなく、サヴァニャン・ブランの色変異(VIVC「SAVAGNIN BLANC MUTATION」)。
メモ
ピノ・ノワールやソーヴィニヨン・ブランの親であるサヴァニャンの変異体。つまりこれらと極めて近い関係にある。
出典
親子関係VIVC
https://www.vivc.de/index.php?r=passport%2Fview&id=10797VIVC 10797。Pedigree: SAVAGNIN BLANC MUTATION
味わいCIVA(アルザスワイン委員会)
https://www.vinsalsace.com/fr/gouts-et-couleurs/cepages/puissants-et-intenses/gewurztraminer-dalsace/「bouquet puissant et complexe」「matière ample et suave」「fraîcheur ... plus discrète que pour les autres Vins d'Alsace(他のアルザスワインより酸は控えめ)」
味わいAustrian Wine Marketing Board
https://www.austrianwine.com/our-wine/grape-varieties/white-wine/traminer「low in acidity yet rich in extract and aromas」
品種解説エノテカ
https://www.enoteca.co.jp/article/archives/2839/「ライチやマスカット、白いバラの香り」。
各品種の解説は、生産者団体・原産地呼称団体・各国のワイン公式機関、および国内の輸入元・酒類メーカーが公表している品種解説を複数つき合わせ、当サイトが書き起こしたものです。原文の転載ではありません。根拠にしたページは各品種の出典欄からたどれます。