
色は薄く、渋みも少ないのに、酸と香りで最後まで飲ませる品種。果皮が薄いぶん産地の条件がそのまま出るため、同じ名前でも値段と産地でまるで違う顔になる。安いものは軽く平坦になりがちで、そこが難しさでもある。
香り
産地・造りによる違い
ブルゴーニュやドイツは繊細でエレガント。ニュージーランド、オレゴン、チリなどのニューワールドは果実の甘さがはっきり出て、価格も手が届きやすい。
合う料理
各国のワイン公式機関・生産者団体・輸入元の解説に挙げられていた料理です。それぞれ料理から探すの該当ページにつながっています。
この品種が認められている産地
原産地呼称や地理的表示の規定で、この品種の使用が認められている産地です。規定そのものは各産地のページから確認できます。
- ブルゴーニュAOC赤の主要品種
- ボジョレーAOC区画ごとに合計15%以下
- アルザスAOC赤・ロゼはこの品種のみ
- サンセールAOC赤・ロゼは100%
- モーゼル栽培地域補助品種 / 441ha
- ラインガウ栽培地域約390ha・約12.5%
- ヴァッハウDAC補助品種
- GI山梨地理的表示(GI)
- GI北海道地理的表示(GI)
- GI長野地理的表示(GI)B類
- GI山形地理的表示(GI)
- GI大阪地理的表示(GI)
- シャンパーニュAOC原文表記: pinot noir N
- プリオラートDOQ(スペイン語表記 DOCa)補助品種 / 認可品種
- ファルツ栽培地域7.4% / 1,757ha/2024年
- バーデン栽培地域31.8% / 4,910ha/2024年。ドイツ最大の栽培地
- ラインヘッセン栽培地域5.5% / 1,529ha/2024年
- ナパ・ヴァレーAVA5% / 2,409エーカー
- ウィラメット・ヴァレーAVA67.6% / 22,736エーカー/2024年。州規則で90%表示
- クナワラGI0.6% / 36ha/2020年
- セントラル・オタゴGI81.1% / 1,651.65ha/2025年
- マイポ・ヴァレーDO原文表記: Pinot noir (Pinot negro)
- ペネデスDO原文表記: Pinot noir
- プロセッコDOC白仕込みなら15%枠/ロゼは赤仕込みで10〜15%が義務 / 原文表記: Pinot nero
- フランチャコルタDOCGロゼは35%以上 / 原文表記: Pinot nero
- カバDO原文表記: PINOT NOIR
- ソモンターノDO原文表記: Pinot Noir
- ナバーラDO原文表記: Pinot Noir
- テージョDOC原文表記: Pinot Noir N
- ターヴォラ・ヴァローザDOC原文表記: Pinot-Noir
- ウティエル・レケナDO優先品種 / 原文表記: Pinot Noir
- ラ・マンチャDO原文表記: Pinot Noir
- アルト・アディジェ(南チロル)DOC単一品種表示は85%以上 / 原文表記: Pinot Nero
- オビドスDOP赤
- ヴュルテンベルクg.U.60°Oeの枠
- アールg.U.65°Oeの枠
- ヘシッシェ・ベルクシュトラーセg.U.クヴァリテーツヴァインで単独の枠(赤66°Oe・ロゼ62°Oe)
- ロシアン・リヴァー・ヴァレーAVA制定時の最終規則に挙がっている品種。規定上の義務ではない
- スタ・リタ・ヒルズAVA制定時の最終規則に挙がっている品種。規定上の義務ではない
- コロンビア・ヴァレーAVA制定時の最終規則に挙がっている品種。規定上の義務ではない(1984年当時の実態)
- ダンディー・ヒルズAVA制定時の最終規則に挙がっている品種。規定上の義務ではない
- コンカ・デ・バルベラDO赤
系統
親:サヴァニャン(トラミネール)
子:マドレーヌ・ロワイヤル、サン・ローラン、ピノ・グリ、シャルドネ、ガメイ、アリゴテ、ミュスカデ(ムロン・ド・ブルゴーニュ)、ピノタージュ
親を共有する品種:ソーヴィニヨン・ブラン、シュナン・ブラン、ゲヴュルツトラミネール、グリューナー・フェルトリーナー、シルヴァーナー、ベルデホ
VIVCの記載は「? × SAVAGNIN BLANC」。片方の親のみ判明。
メモ
グエ・ブランと交配してシャルドネ・ガメイ・アリゴテ・ミュスカデを生んだ。系統図の中心にいる品種。
出典
親子関係VIVC
https://www.vivc.de/index.php?r=passport%2Fview&id=9279VIVC 9279。Pedigree confirmed by markers: ? × SAVAGNIN BLANC
味わいBIVB(ブルゴーニュワイン委員会)
https://www.bourgogne-wines.com/wine-and-terroir/our-grape-varietals-our-colors/pinot-noir/the-bourgogne-wine-region-birthplace-of-the-pinot-noir-varietal,2798,10603.html「rounded, with assured yet delicate tannins」「a certain freshness, even in the hottest years」
品種解説メルシャン(キリン)ワインアカデミー
https://www.kirin.co.jp/alcohol/wine/wine_academy/knowledge/grape/pinot_noir.html「渋みが少なく酸味がほどよい、軽くエレガントな味わい」。
品種解説サントリー ワインスクエア
https://www.suntory.co.jp/wine/series/knowledge/recommend/pinotnoir.html「比較的タンニンは少なく、酸はしっかりめ」。
各品種の解説は、生産者団体・原産地呼称団体・各国のワイン公式機関、および国内の輸入元・酒類メーカーが公表している品種解説を複数つき合わせ、当サイトが書き起こしたものです。原文の転載ではありません。根拠にしたページは各品種の出典欄からたどれます。