winovibe

スペイン / DO

カラタユド

Calatayud DO

アラゴンのDO。収量の上限を「樹齢」で切っている当サイトで唯一の産地で、樹齢35年を超える畑は4,500kg/ha。

規定で認められている品種

生産規定に列挙されている品種です。当サイトに解説ページがあるものはリンクしています。

黒ぶどう・共通

白ぶどう

規定の要点

  • 2024年版の規定書は品種を主要品種と認可品種に分けていない(2014年にEUへ提出された版では principales/secundarias に分かれていた)
  • 「Calatayud Superior」はガルナッチャ・ティンタのワインが85%以上、残り15%はほかの認可赤品種
  • 収量は赤7,000kg/ha(49hl/ha)、白8,000kg/ha(56hl/ha)。搾汁はぶどう100kgあたり70Lまで
  • 「Viñas viejas(古木)」は樹齢35年を超える畑で、収量の上限が4,500kg/ha
  • 最低実効アルコール度数(adquirido)は白10.5%vol、ロゼ11%vol、赤12.5%vol、Superior 14%vol、酒精強化酒15〜22%vol、高品質スパークリング10.5%vol、微発泡7%vol、遅摘み・自然甘口13.5%vol
  • クリアンサ/レセルバ/グラン・レセルバの月数の定義は規定書にない。別に「ロブレ」は白45日超・赤90日超のオーク樽、Superiorは樽6か月以上かつ仕込みから出荷まで10か月以上

この産地でわかったこと

収量の上限を「樹齢」で切っているのが、当サイトではここだけです。樹齢35年を超える畑は「Viñas viejas」として4,500kg/ha——通常の赤7,000kg/haに対して6割強まで絞られます。品種でも仕立てでもなく、畑の年齢そのものが数値規定の軸になっている。もうひとつ、「Superior」の中身が隣のカリニェナと正反対です。カリニェナは「主要品種のどれか1品種で85%」と品種を自由にしているのに対し、カラタユドはガルナッチャ・ティンタを名指しで固定している。同じ州の、同じ伝統用語の中身が違います。

出典

生産規定アラゴン州政府(Gobierno de Aragón)— DOP Calatayud 生産規定
https://www.aragon.es/documents/d/guest/pliego_condiciones_dop_calatayudOrden AGA/43/2024(BOA 15号/2024年1月22日)。PDO-ES-A0247。品種リスト、Superiorの85%、収量、古木の4,500kg/ha、アルコール度数(2026年10月6日に確認)「viñedos con edad superior a 35 años y cuya producción máxima admitida sea 4.500 Kg/ha」

規定は改正されます。掲載しているのは各出典を確認した時点の内容です。実際の商品がその規定に沿っているかは、生産者の表示をご確認ください。フランスのAOCについては、INAOが公開する生産規定に改正案(PNO版)と官報で確定した版があります。PNO版は旧い数値に取り消し線を引いて新しい数値を併記する形式のため、当サイトは新しい数値を採用し、確定版で突き合わせられなかったものはその旨を書いています。イタリアは農業・食料主権・森林省(Masaf)が公開する統合版の生産規定、スペインは農業・漁業・食料省(MAPA)または州の所管機関・統制委員会が公開する生産規定、ポルトガルはブドウ・ワイン研究所(IVV)とドウロ・ポルトワイン協会(IVDP)が公開する生産規定・技術仕様書、オーストリアは連邦法令情報システム(RIS)のDAC法令と連邦農林・地域・水資源省(BMLUK)が公開する製品仕様書を使っています。ドイツは欧州委員会のeAmbrosiaに登録された製品仕様書(Technische Unterlage)を使っています。アメリカのAVAは電子連邦規則集(eCFR)の27 CFR Part 9 が条文で、承認の根拠は制定時に連邦官報(Federal Register)に載った最終規則の前文にあります。1994年より前の最終規則は連邦官報のサイトに収録がないため、アルコール・タバコ税貿易局(TTB)が自ら公開しているPDFを使っています。