
白ワインとしては口当たりに厚みがあり、ややオイリーな質感が残る。酸で切るタイプではなく、ボディで飲ませるタイプ。イタリアで「ピノ・グリージョ」と呼ばれるものは同じ品種だが、より軽快に造られることが多く、印象がかなり違う。
香り
産地・造りによる違い
アルザスは力強くボリュームのある辛口〜やや甘口。イタリアのピノ・グリージョは軽快でさっぱり。ドイツではグラウブルグンダーと呼ばれる。
合う料理
各国のワイン公式機関・生産者団体・輸入元の解説に挙げられていた料理です。それぞれ料理から探すの該当ページにつながっています。
これはピノ・ノワールの色変異——遺伝的にはほぼ同一です。同じアルザスで香りの強い方向ならゲヴュルツトラミネール。
この品種が認められている産地
原産地呼称や地理的表示の規定で、この品種の使用が認められている産地です。規定そのものは各産地のページから確認できます。
- ブルゴーニュAOC30%以下
- ボジョレーAOC区画ごとに合計15%以下
- アルザスAOC
- ヴァッハウDAC補助品種
- GI山梨地理的表示(GI)
- GI北海道地理的表示(GI)
- GI長野地理的表示(GI)B類
- GI山形地理的表示(GI)
- シャンパーニュAOC作付はごく僅少。原文表記: pinot gris G
- ファルツ栽培地域9.4% / 2,235ha/2024年
- バーデン栽培地域15.5% / 2,389ha/2024年
- ラインヘッセン栽培地域8.9% / 2,450ha/2024年。ドイツ最大の栽培地
- ウィラメット・ヴァレーAVA16.5% / 5,568エーカー/2024年。州規則で90%表示
- セントラル・オタゴGI8.2% / 166.21ha/2025年
- マイポ・ヴァレーDO原文表記: Pinot gris (Pinot grigio)
- プロセッコDOC8品種の合計で15%まで / 原文表記: Pinot grigio
- テージョDOC原文表記: Pinot Gris G
- ターヴォラ・ヴァローザDOC原文表記: Pinot-Gris
- カンプタールDAC品種名は Hauptetikett にしか書けない / 原文表記: Grauburgunder
- キャンティDOCGロゼの構成品種 / 原文表記: Pinot grigio
- アルト・アディジェ(南チロル)DOC単一品種表示は85%以上 / 原文表記: Pinot Grigio
- ヴュルテンベルクg.U.63°Oeの枠
- アールg.U.65°Oeの枠
- ザクセンg.U.高い側の枠(65°Oe)
- ロシアン・リヴァー・ヴァレーAVA制定時の最終規則に挙がっている品種。規定上の義務ではない
- ダンディー・ヒルズAVA制定時の最終規則に挙がっている品種。規定上の義務ではない
系統
親:ピノ・ノワール(色変異)
子:VIVCに記載なし
親を共有する品種:マドレーヌ・ロワイヤル、サン・ローラン、シャルドネ、ガメイ、アリゴテ、ミュスカデ(ムロン・ド・ブルゴーニュ)、ピノタージュ
交配ではなく、ピノ・ノワールの色変異(VIVC「Pinot Noir mutation」)。
メモ
ピノ・ノワールと遺伝的にはほぼ同一。イタリアのピノ・グリージョは軽快な辛口、アルザスは厚みのある濃厚なタイプで、同じ品種でも印象が大きく違う。
出典
親子関係VIVC
https://www.vivc.de/index.php?r=passport%2Fview&id=9275VIVC 9275。Pedigree: Pinot Noir mutation
味わいCIVA(アルザスワイン委員会)
https://www.vinsalsace.com/fr/gouts-et-couleurs/cepages/puissants-et-intenses/pinot-gris-dalsace/「vin ample et charnu」「équilibré par une belle structure acide」「Généralement peu intense mais d'une grande complexité aromatique」
品種解説メルシャン(キリン)ワインアカデミー
https://www.kirin.co.jp/alcohol/wine/wine_academy/knowledge/grape/pinot_gris.html「厚みがあり、ややねっとりとしたオイリーな味わい」。
各品種の解説は、生産者団体・原産地呼称団体・各国のワイン公式機関、および国内の輸入元・酒類メーカーが公表している品種解説を複数つき合わせ、当サイトが書き起こしたものです。原文の転載ではありません。根拠にしたページは各品種の出典欄からたどれます。