ボルドーとオーストラリアで別人のように振る舞う白品種。ボルドーでは酸が低くまろやかで、貴腐がつくと世界最高峰の甘口(ソーテルヌ)になり、ハンター・ヴァレーでは早摘み・ステンレス発酵のきりっと辛口が40年熟成する。ソーヴィニヨン・ブランの相方として知られるが、単一で飲むと蜜と洋梨のふくよかさが分かりやすく出る。
香り
産地・造りによる違い
ボルドーでは辛口ブレンド(ソーヴィニヨン・ブランと)と貴腐による甘口(モワルー/リコルー)に分かれる。オーストラリアのハンター・ヴァレーは早摘み・樽を使わない辛口で、若いうちはレモン様、6〜8年でいちじくやトーストの複雑さが出る。
合う料理
各国のワイン公式機関・生産者団体・輸入元の解説に挙げられていた料理です。それぞれ料理から探すの該当ページにつながっています。
ボルドーの辛口で必ず組む相方がソーヴィニヨン・ブラン。セミヨンのふくらみに対して酸と香りで切ってくるので、飲み比べると役割分担が分かる。貴腐甘口の方向から入るなら、同じく貴腐でも造られるシュナン・ブランが近い(いずれも系統上のつながりは未確認)。
この品種が認められている産地
原産地呼称や地理的表示の規定で、この品種の使用が認められている産地です。規定そのものは各産地のページから確認できます。
- ボルドーAOC
- GI山梨地理的表示(GI)
- バンドールAOC白の補助品種
- コート・ド・プロヴァンスAOC
- マイポ・ヴァレーDO原文表記: Semillón
系統
親:VIVCに記載なし
子:VIVCに記載なし
VIVC 11480。系統の欄もマーカー確認の欄も空欄。
メモ
VIVCでは親もマーカー確認の系統も記載がない。買うときは「辛口か甘口か」でまったく別の酒になるので、ラベルの sec / moelleux / liquoreux、または産地(ハンター=辛口、ソーテルヌ=甘口)で選び分けるとよい。
出典
親子関係VIVC
https://www.vivc.de/index.php?r=passport%2Fview&id=11480VIVC 11480。markers欄:空欄
味わいConseil Interprofessionnel du Vin de Bordeaux(ボルドーワイン委員会)
https://www.bordeaux.com/us/Our-Terroir/Grape-Varieties/semillon「a generous volume, roundness and depth」「naturally low acidity」
味わいWine Australia
https://www.wineaustralia.com/market-insights/regions-and-varieties/semillon「harvested early and fermented to dryness in stainless steel」「can age gracefully for 40 years or more」
品種解説Sauternes & Barsac(原産地呼称)
https://www.sauternes-barsac.com/en/the-wines/「SEMILLON 80% The main grape variety of the Sauternes and Barsac AOC」
各品種の解説は、生産者団体・原産地呼称団体・各国のワイン公式機関、および国内の輸入元・酒類メーカーが公表している品種解説を複数つき合わせ、当サイトが書き起こしたものです。原文の転載ではありません。根拠にしたページは各品種の出典欄からたどれます。