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フランス / AOC

ボルドー

Bordeaux

ボルドー(Bordeaux)はフランスのAOC。規定に13品種が列挙されている。比率が決まっているのはコロンバール(白の補助品種・合計30%以下)など3品種。当サイトは一次資料1件から引いている。

赤はカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローを軸に複数品種を混ぜる。白はセミヨンとソーヴィニヨン・ブランが主役。規定は「主要品種」と「補助品種」を分けていて、補助品種には上限の比率が定められている。

規定で認められている品種

生産規定に列挙されている品種です。当サイトに解説ページがあるものはリンクしています。

黒ぶどう・共通

白ぶどう

規定の要点

  • 白の補助品種(コロンバール、メルロー・ブラン、ユニ・ブラン)は合計30%以下
  • アリナルノア、カステ、マルスラン、トゥリガ・ナシオナルなどの「変異的補完品種」は5%以下

この産地でわかったこと

規定が「主要品種」と「補助品種」を分けていますが、縛りがかかっているのは補助のほうだけです。主要品種どうしの配合比率は、どこにも決められていません。つまりボルドーの規定は「何をどれだけ混ぜるか」ではなく、「何を混ぜてはいけないか」を書いたもの。白の補助3品種は合計30%以下、気候変動に備えた「変異的補完品種」は5%以下という形で、外側だけが閉じています。サン・テミリオンも同じ書き方です。

出典

生産規定INAO(フランス国立原産地・品質研究所)生産規定
https://extranet.inao.gouv.fr/fichier/2-CDC-Bordeaux-06-2025.pdfAOCボルドーの cahier des charges(2025年6月版)「La proportion des variétés arinarnoa N, castets N... est inférieure ou égale à 5 %」

規定は改正されます。掲載しているのは各出典を確認した時点の内容です。実際の商品がその規定に沿っているかは、生産者の表示をご確認ください。フランスのAOCについては、INAOが公開する生産規定に改正案(PNO版)と官報で確定した版があります。PNO版は旧い数値に取り消し線を引いて新しい数値を併記する形式のため、当サイトは新しい数値を採用し、確定版で突き合わせられなかったものはその旨を書いています。イタリアは農業・食料主権・森林省(Masaf)が公開する統合版の生産規定、スペインは農業・漁業・食料省(MAPA)または州の所管機関・統制委員会が公開する生産規定、ポルトガルはブドウ・ワイン研究所(IVV)とドウロ・ポルトワイン協会(IVDP)が公開する生産規定・技術仕様書、オーストリアは連邦法令情報システム(RIS)のDAC法令と連邦農林・地域・水資源省(BMLUK)が公開する製品仕様書を使っています。ドイツは欧州委員会のeAmbrosiaに登録された製品仕様書(Technische Unterlage)を使っています。フランスの一部の産地も、eAmbrosiaに登録されたEU登録版の技術仕様書を使っています。これは改正案(PNO版)が混ざらない代わりに要約文書なので、最低糖度や品種の比率が記載されていないことがあり、その場合はその旨を書いています。アメリカのAVAは電子連邦規則集(eCFR)の27 CFR Part 9 が条文で、承認の根拠は制定時に連邦官報(Federal Register)に載った最終規則の前文にあります。1994年より前の最終規則は連邦官報のサイトに収録がないため、アルコール・タバコ税貿易局(TTB)が自ら公開しているPDFを使っています。