GI大阪(GI Osaka)は日本の地理的表示(GI)。規定に28品種が列挙されている。当サイトは一次資料2件から引いている。
食用ぶどうの品種(デラウェア、巨峰、ピオーネ)を明示的に区分しているのが特徴。総亜硫酸値190mg/kg以下という、5つのGIの中で最も厳しい上限が置かれている。
規定で認められている品種
生産規定に列挙されている品種です。当サイトに解説ページがあるものはリンクしています。
黒ぶどう・共通
- デラウェア食用ぶどう品種
- マスカット・ベーリーA食用ぶどう品種
- 巨峰食用ぶどう品種
- ピオーネ食用ぶどう品種
- シラー
- ピノ・ノワール
- メルロー
- カベルネ・ソーヴィニヨン
- カベルネ・フラン
- サンジョヴェーゼ
- バルベーラ
- グルナッシュ
- テンプラニーリョ
- プティ・ヴェルド
- タナ
- ブラック・クイーン
- ベーリー・アリカントA
- ヤマソービニヨン
- 大阪RN-1
- 富士の夢
白ぶどう
規定の要点
- 大阪府内で収穫されたぶどう(告示に列挙された品種に限る)のみを使用
- 大阪府内で製造・貯蔵・容器詰め
- アルコール分9%以上(甘口は4.5%以上)
- 総亜硫酸値190mg/kg以下
- 果汁糖度:原則16%以上/デラウェア18.0%以上/甲州14.0%以上
この産地でわかったこと
総亜硫酸値190mg/kg以下という、5つのGIの中で最も厳しい上限が置かれています。また食用ぶどう(デラウェア、巨峰、ピオーネ)を明示的に区分し、デラウェアには18.0%という高い果汁糖度を課している。食用品種でワインを造ることを前提にして書かれた規定になっています。
出典
生産規定国税庁「地理的表示「大阪」生産基準」
https://www.nta.go.jp/taxes/sake/hyoji/chiri/210630_osaka_besshi01.htm令和3年6月30日指定「果実に産地の範囲内で収穫されたぶどう(次に掲げる品種に限る。)のみを用いたものであること」
生産規定国税庁「酒類の地理的表示一覧」
https://www.nta.go.jp/taxes/sake/hyoji/chiri/ichiran.htmぶどう酒のGIは山梨・山形・北海道・大阪・長野の5件
規定は改正されます。掲載しているのは各出典を確認した時点の内容です。実際の商品がその規定に沿っているかは、生産者の表示をご確認ください。フランスのAOCについては、INAOが公開する生産規定に改正案(PNO版)と官報で確定した版があります。PNO版は旧い数値に取り消し線を引いて新しい数値を併記する形式のため、当サイトは新しい数値を採用し、確定版で突き合わせられなかったものはその旨を書いています。イタリアは農業・食料主権・森林省(Masaf)が公開する統合版の生産規定、スペインは農業・漁業・食料省(MAPA)または州の所管機関・統制委員会が公開する生産規定、ポルトガルはブドウ・ワイン研究所(IVV)とドウロ・ポルトワイン協会(IVDP)が公開する生産規定・技術仕様書、オーストリアは連邦法令情報システム(RIS)のDAC法令と連邦農林・地域・水資源省(BMLUK)が公開する製品仕様書を使っています。ドイツは欧州委員会のeAmbrosiaに登録された製品仕様書(Technische Unterlage)を使っています。フランスの一部の産地も、eAmbrosiaに登録されたEU登録版の技術仕様書を使っています。これは改正案(PNO版)が混ざらない代わりに要約文書なので、最低糖度や品種の比率が記載されていないことがあり、その場合はその旨を書いています。アメリカのAVAは電子連邦規則集(eCFR)の27 CFR Part 9 が条文で、承認の根拠は制定時に連邦官報(Federal Register)に載った最終規則の前文にあります。1994年より前の最終規則は連邦官報のサイトに収録がないため、アルコール・タバコ税貿易局(TTB)が自ら公開しているPDFを使っています。