
口に入れた瞬間から角がなく、渋みが舌に引っかからない。酸も高くないので、赤ワインの渋さが苦手な人がまず試すのに向く。果実の甘い香りとまろやかさが同時に来るのが持ち味で、単体で飲んでも、料理に寄り添わせても成立する。
香り
産地・造りによる違い
ボルドー右岸のサンテミリオンやポムロールは濃厚でコクのあるタイプ。チリやイタリアには手頃で果実味の素直なものが多い。日本では長野県の塩尻が知られる産地。
合う料理
各国のワイン公式機関・生産者団体・輸入元の解説に挙げられていた料理です。それぞれ料理から探すの該当ページにつながっています。
異父兄弟のマルベック(コット)へ。同じ丸さで果実がもっと濃くなります。逆に骨格が欲しくなったら異母兄弟のカベルネ・ソーヴィニヨン。
この品種が認められている産地
原産地呼称や地理的表示の規定で、この品種の使用が認められている産地です。規定そのものは各産地のページから確認できます。
- ボルドーAOC
- カオールAOC補助品種
- キャンティ・クラシコDOCG他品種と合わせて20%以下
- リベラ・デル・ドゥエロDO補助品種
- フミーリャDOP
- GI山梨地理的表示(GI)
- GI北海道地理的表示(GI)
- GI長野地理的表示(GI)A類
- GI山形地理的表示(GI)
- GI大阪地理的表示(GI)
- サン・テミリオンAOC規定上の比率下限・上限はない
- プリオラートDOQ(スペイン語表記 DOCa)補助品種 / 認可品種
- ナパ・ヴァレーAVA8% / 3,632エーカー
- クナワラGI6.2% / 360ha/2020年
- マイポ・ヴァレーDO原文表記: Merlot
- ガイヤックAOC補助品種
- ルエダDO赤の認可品種
- ペネデスDO
- ボルゲリDOC赤は0〜100%
- ソモンターノDO原文表記: Merlot
- ナバーラDO原文表記: Merlot
- モンサンDO原文表記: Merlot
- ターヴォラ・ヴァローザDOC原文表記: Merlot
- カリニェナDO赤の主要品種
- カンポ・デ・ボルハDO
- カラタユドDO
- ウティエル・レケナDO優先品種
- ラ・マンチャDO
- テラ・アルタDO認可品種
- キャンティDOCGロゼの構成品種
- アルト・アディジェ(南チロル)DOC単一品種表示は85%以上
- オビドスDOP赤
- ヴュルテンベルクg.U.63°Oeの枠
- コロンビア・ヴァレーAVA制定時の最終規則に挙がっている品種。規定上の義務ではない(1984年当時の実態)
- シガレスDO認可品種
- アルランサDO赤の二次品種
- コンカ・デ・バルベラDO赤
系統
親:マドレーヌ・ノワール・デ・シャラント × カベルネ・フラン
子:VIVCに記載なし
親を共有する品種:マルベック(コット)、カベルネ・ソーヴィニヨン
メモ
カベルネ・ソーヴィニヨンとは異母兄弟(共通の親=カベルネ・フラン)。マルベックとも異父兄弟(共通の親=マドレーヌ・ノワール)。
出典
親子関係VIVC
https://www.vivc.de/index.php?r=passport%2Fview&id=7657VIVC 7657。Pedigree confirmed by markers: MAGDELEINE NOIRE DES CHARENTES × CABERNET FRANC
味わいCIVB(ボルドーワイン委員会)
https://www.bordeaux.com/en/grape-varieties/merlot/「generous alcohol and moderate acidity」「a supple, rounded, velvety texture」
品種解説サントリー ワインスクエア
https://www.suntory.co.jp/wine/series/knowledge/recommend/merlot.html「渋い赤ワインを飲み慣れない方でも飲みやすい」。
各品種の解説は、生産者団体・原産地呼称団体・各国のワイン公式機関、および国内の輸入元・酒類メーカーが公表している品種解説を複数つき合わせ、当サイトが書き起こしたものです。原文の転載ではありません。根拠にしたページは各品種の出典欄からたどれます。