
黒胡椒を思わせるスパイス香が特徴で、渋みはしっかりしているが酸は高くない。そのぶん「濃い」という印象になりやすい。名前が2つあり、フランス式のシラーは中程度のボディ、オーストラリア式のシラーズはより濃厚、と呼び分けられることが多い。
香り
産地・造りによる違い
北ローヌ(エルミタージュ、コート・ロティ)は上品な酸とスミレの香り。オーストラリアのバロッサはジャムのような果実味とチョコレート香で、アルコールも高め。アデレード・ヒルズはその中間で柔らかい。
合う料理
各国のワイン公式機関・生産者団体・輸入元の解説に挙げられていた料理です。それぞれ料理から探すの該当ページにつながっています。
もっと濃く、渋くしたければ子のプティ・シラー(デュリフ)(プティ・シラー)。同じ南仏の丸い果実味なら系統は違いますがグルナッシュ(ガルナッチャ)。
この品種が認められている産地
原産地呼称や地理的表示の規定で、この品種の使用が認められている産地です。規定そのものは各産地のページから確認できます。
- シャトーヌフ・デュ・パプAOC
- キャンティ・クラシコDOCG他品種と合わせて20%以下
- フミーリャDOP
- バロッサ・ヴァレー地理的表示栽培面積の50%
- GI山梨地理的表示(GI)
- GI長野地理的表示(GI)B類
- GI山形地理的表示(GI)
- GI大阪地理的表示(GI)
- コート・デュ・ローヌAOCムールヴェードルとの合計で20%以上 / 原文表記: Syrah N
- ジゴンダスAOCサンソー・ムールヴェードルとの合計で15%以上 / 規定上は cépage complémentaire
- バンドールAOC各補助品種10%以下
- コート・ド・プロヴァンスAOC主要品種合計で70%以上
- プリオラートDOQ(スペイン語表記 DOCa)補助品種 / 認可品種
- ウィラメット・ヴァレーAVA1.0% / 325エーカー/2024年。例外品種で75%表示
- クナワラGI20.0% / 1,167ha/2020年
- マイポ・ヴァレーDO原文表記: Syrah (Sirah, Shiraz)
- ハンター・ヴァレーGI地元表記はShiraz。栽培品種の筆頭に挙げられる
- コルビエールAOC
- エルミタージュAOC85%以上 / 原文表記: Syrah N(cépage principal)
- コート・ロティAOC80%以上 / 原文表記: Syrah N(cépage principal)
- コルナスAOC100% / 原文表記: Syrah N。補助品種の規定なし
- サン・ジョセフAOC90%以上 / 原文表記: Syrah N(cépage principal)
- クローズ・エルミタージュAOC85%以上 / 原文表記: Syrah N(cépage principal)
- ガイヤックAOCアッサンブラージュの70%まで / 原文表記: Syrah N。単独では名乗れず、他の主要品種と必ず混ぜる
- フロントンAOC40%まで
- ルエダDO赤の認可品種
- ペネデスDO
- ボルゲリDOC赤は0〜50%
- アレンテージョDOC原文表記: Syrah
- ソモンターノDO原文表記: Syrah
- ナバーラDO原文表記: Syrah
- モンサンDO原文表記: Syrah
- パルメラDOC原文表記: Syrah
- カリニェナDO赤の主要品種
- カンポ・デ・ボルハDO
- カラタユドDO
- ウティエル・レケナDO優先品種
- ラ・マンチャDO
- テラ・アルタDO認可品種
- キャンティDOCGロゼの構成品種
- オビドスDOP赤
- アレンケールDOP赤
- アルーダDOP赤
- トレス・ヴェドラスDOP赤
- ヴュルテンベルクg.U.63°Oeの枠
- シガレスDO認可品種
- コンカ・デ・バルベラDO赤
系統
親:モンドゥーズ・ブランシュ × デュレザ
子:プティ・シラー(デュリフ)
メモ
白ぶどう(モンドゥーズ・ブランシュ)と黒ぶどう(デュレザ)から生まれた、サヴォワとアルデシュの土着品種の子。
出典
親子関係VIVC
https://www.vivc.de/index.php?r=passport%2Fview&id=11748VIVC 11748。Pedigree confirmed by markers: MONDEUSE BLANCHE × DUREZA
味わいInter Rhône(ローヌワイン委員会)
https://www.vins-rhone.com/en/syrah-grape-variety「Tannic but not very acidic(タンニンは強いが酸は高くない)」「Floral, peppery, structured」
品種解説エノテカ
https://www.enoteca.co.jp/article/archives/6329/「濃厚な味わいとスパイシーな風味の赤ワイン」。
品種解説モトックス
https://www.mottox.co.jp/column/wine/syrah_countryバロッサとアデレード・ヒルズのスタイル差。
各品種の解説は、生産者団体・原産地呼称団体・各国のワイン公式機関、および国内の輸入元・酒類メーカーが公表している品種解説を複数つき合わせ、当サイトが書き起こしたものです。原文の転載ではありません。根拠にしたページは各品種の出典欄からたどれます。