
品種そのものの香りは弱く、産地と造り方がそのまま表に出る。だから「シャルドネの味」は一つに定まらない。樽を使わなければ引き締まった辛口、樽を使えばバニラやナッツの香りが乗った厚みのある白になる。この振れ幅の大きさが、世界中で植えられている理由でもある。
香り
産地・造りによる違い
シャブリは引き締まってミネラルを感じるタイプ。コート・ド・ボーヌは豊満で力強い。マコネは柔らかく果実的。カリフォルニアやオーストラリアには樽をしっかり効かせたものが多い。
合う料理
各国のワイン公式機関・生産者団体・輸入元の解説に挙げられていた料理です。それぞれ料理から探すの該当ページにつながっています。
同じ両親から生まれた兄弟がアリゴテとミュスカデ(ムロン・ド・ブルゴーニュ)——どちらも酸がはっきりして価格は控えめです。赤の兄弟はガメイ。
この品種が認められている産地
原産地呼称や地理的表示の規定で、この品種の使用が認められている産地です。規定そのものは各産地のページから確認できます。
- ブルゴーニュAOC白の主要品種
- シャブリAOC100%
- ボジョレーAOC白はこの品種のみ
- リオハDOCa
- フミーリャDOP
- ヴァッハウDAC補助品種
- GI山梨地理的表示(GI)
- GI北海道地理的表示(GI)
- GI長野地理的表示(GI)A類
- GI山形地理的表示(GI)
- GI大阪地理的表示(GI)
- シャンパーニュAOC原文表記: chardonnay B
- ファルツ栽培地域4.2% / 1,003ha/2024年
- バーデン栽培地域2.5% / 383ha/2024年
- ラインヘッセン栽培地域4.2% / 1,150ha/2024年。ドイツ最大の栽培地
- ナパ・ヴァレーAVA12% / 5,628エーカー
- ウィラメット・ヴァレーAVA8.3% / 2,807エーカー/2024年。州規則で90%表示
- クナワラGI4.4% / 259ha/2020年
- セントラル・オタゴGI5.0% / 102.53ha/2025年
- マイポ・ヴァレーDO原文表記: Chardonnay (Pinot Chardonnay)
- ハンター・ヴァレーGI
- ソアーヴェDOCトレッビアーノ・ディ・ソアーヴェとの合計で30%まで
- ソアーヴェ・スペリオーレDOCGトレッビアーノ・ディ・ソアーヴェとの合計で30%まで
- ルエダDO主要品種
- ペネデスDO
- プロセッコDOC8品種の合計で15%まで
- フランチャコルタDOCGサテンは50%以上/ロゼは65%まで
- カバDO原文表記: CHARDONNAY
- ソモンターノDO原文表記: Chardonnay
- ナバーラDO原文表記: Chardonnay
- モンサンDO原文表記: Chardonnay
- パルメラDOC原文表記: Chardonnay
- テージョDOC原文表記: Chardonnay B
- カリニェナDO白の主要品種
- カンポ・デ・ボルハDO
- カラタユドDO
- ウティエル・レケナDO優先品種
- ラ・マンチャDO
- テラ・アルタDO認可品種 / 原文表記: Chardonnay
- カンプタールDAC品種名は Hauptetikett にしか書けない / 原文表記: Chardonnay
- ライタベルクDAC白の4品種 / 原文表記: Chardonnay
- カルヌントゥムDAC白はこの3品種で3分の2以上 / 原文表記: Chardonnay
- キャンティDOCGロゼの構成品種
- アルト・アディジェ(南チロル)DOC単一品種表示は85%以上
- オビドスDOP白
- アレンケールDOP白
- アルーダDOP白
- トレス・ヴェドラスDOP白
- ヴュルテンベルクg.U.63°Oeの枠
- ロシアン・リヴァー・ヴァレーAVA制定時の最終規則に挙がっている品種。規定上の義務ではない
- スタ・リタ・ヒルズAVA制定時の最終規則に挙がっている品種。規定上の義務ではない
- オークヴィルAVA制定時の最終規則に挙がっている品種。規定上の義務ではない
- コロンビア・ヴァレーAVA制定時の最終規則に挙がっている品種。規定上の義務ではない(1984年当時の実態)
- コンカ・デ・バルベラDO白
系統
親:グエ・ブラン × ピノ・ノワール
子:VIVCに記載なし
親を共有する品種:エスタライヒッシュ・ヴァイス、ガメイ、アリゴテ、ミュスカデ(ムロン・ド・ブルゴーニュ)、コロンバール、リースリング、ブラウフレンキッシュ、マドレーヌ・ロワイヤル、サン・ローラン、ピノ・グリ、ピノタージュ
VIVCの記載は「Heunisch Weiss × Pinot」。親2はピノ群としての記載です。
メモ
ガメイ・アリゴテ・ミュスカデと同じ両親から生まれた兄弟。品種そのものの香りは弱く、産地と造りで表情が変わる。
出典
親子関係VIVC
https://www.vivc.de/index.php?r=passport%2Fview&id=2455VIVC 2455。Pedigree confirmed by markers: Heunisch Weiss × Pinot
味わいBIVB(ブルゴーニュワイン委員会)
https://www.vins-bourgogne.fr/vins-et-terroirs/nos-cepages-nos-couleurs/chardonnay/chardonnay-l-interprete-du-terroir,2792,10501.html「faible intensité aromatique(香りの強さは弱い)」。シャブリは「tendus, frais et minéraux」、コート・ド・ボーヌは「amples, ronds et puissants」
品種解説メルシャン(キリン)ワインアカデミー
https://www.kirin.co.jp/alcohol/wine/wine_academy/knowledge/grape/chardonnay.html産地の気候による酸の違い、樽の有無による性格の差。
各品種の解説は、生産者団体・原産地呼称団体・各国のワイン公式機関、および国内の輸入元・酒類メーカーが公表している品種解説を複数つき合わせ、当サイトが書き起こしたものです。原文の転載ではありません。根拠にしたページは各品種の出典欄からたどれます。