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フランス / AOC

ジゴンダス

Gigondas

ジゴンダス(Gigondas)はフランスのAOC。規定に10品種が列挙されている。比率が決まっているのはグルナッシュ(ガルナッチャ)(50%以上)など5品種。当サイトは一次資料2件から引いている。

南ローヌの村名AOC。赤・ロゼはグルナッシュ50%以上が義務で、収量は36hl/haと広域より厳しい。現行規定では白も認められている。

規定で認められている品種

生産規定に列挙されている品種です。当サイトに解説ページがあるものはリンクしています。

黒ぶどう・共通

白ぶどう

規定の要点

  • 赤・ロゼはグルナッシュが作付面積の50%以上(第I章V項2°c)
  • 赤・ロゼは主要品種と補完品種の合計が作付面積の90%以上
  • 赤・ロゼはサンソー、ムールヴェードル、シラーの合計が15%以上
  • アッサンブラージュでは赤・ロゼは主要品種(グルナッシュ)50%以上、白は主要品種(クレレット)70%以上
  • 基本収量は赤・ロゼ36hl/ha(上限40hl/ha)、白40hl/ha(上限44hl/ha)。最低自然アルコール度数は赤・ロゼ12.5%、白12%
  • 出荷解禁の日付があるのは赤だけで、収穫翌年の1月31日から。白とロゼには固有の解禁日がなく、一般規定(code rural の D.645-17)に従う。2022年の改正で、それまであった白・ロゼの1月15日解禁と、赤の「1月15日まで熟成」がともに削除された

この産地でわかったこと

広域のコート・デュ・ローヌが基本収量51hl/haなのに対し、ここは36hl/ha。村名AOCとの差が、品種ではなく収量と最低アルコール度数(赤・ロゼ12.5%)で引かれています。そのうえでグルナッシュに50%以上という下限が置かれ、南ローヌの赤の性格がここで固定されます。出荷解禁の日付を持つのは赤だけで、収穫翌年の1月31日からです。

出典

生産規定フランス農業・食料主権省 BO-AGRI(官報)
https://info.agriculture.gouv.fr/boagri/document_administratif-570b68b6-48c2-415d-ab8c-e869e2ff1c54/telechargementAOC「Gigondas」生産規定(統合版)。2024年12月10日のarrêtéでホモロゲーション、2024年12月12日JORF掲載。第I章 V項2°c・VIII項・IX項1°a・IX項5°「La proportion du cépage grenache N est supérieure ou égale à 50 % de l'encépagement」

生産規定INAO(フランス国立原産地・品質研究所)
https://extranet.inao.gouv.fr/fichier/PNO2022AOPGigondas.pdf同AOC生産規定のPNO版(2022年9月8日の全国委員会、改正前は2020年12月7日のarrêté)。白・ロゼの1月15日解禁が削除された側であることの突き合わせに使用

規定は改正されます。掲載しているのは各出典を確認した時点の内容です。実際の商品がその規定に沿っているかは、生産者の表示をご確認ください。フランスのAOCについては、INAOが公開する生産規定に改正案(PNO版)と官報で確定した版があります。PNO版は旧い数値に取り消し線を引いて新しい数値を併記する形式のため、当サイトは新しい数値を採用し、確定版で突き合わせられなかったものはその旨を書いています。イタリアは農業・食料主権・森林省(Masaf)が公開する統合版の生産規定、スペインは農業・漁業・食料省(MAPA)または州の所管機関・統制委員会が公開する生産規定、ポルトガルはブドウ・ワイン研究所(IVV)とドウロ・ポルトワイン協会(IVDP)が公開する生産規定・技術仕様書、オーストリアは連邦法令情報システム(RIS)のDAC法令と連邦農林・地域・水資源省(BMLUK)が公開する製品仕様書を使っています。ドイツは欧州委員会のeAmbrosiaに登録された製品仕様書(Technische Unterlage)を使っています。フランスの一部の産地も、eAmbrosiaに登録されたEU登録版の技術仕様書を使っています。これは改正案(PNO版)が混ざらない代わりに要約文書なので、最低糖度や品種の比率が記載されていないことがあり、その場合はその旨を書いています。アメリカのAVAは電子連邦規則集(eCFR)の27 CFR Part 9 が条文で、承認の根拠は制定時に連邦官報(Federal Register)に載った最終規則の前文にあります。1994年より前の最終規則は連邦官報のサイトに収録がないため、アルコール・タバコ税貿易局(TTB)が自ら公開しているPDFを使っています。