リオハ(DOCa Rioja)はスペインのDOCa。規定に11品種が列挙されている。当サイトは一次資料1件から引いている。
テンプラニーリョを軸に、認可された黒ぶどう品種の合計で95%以上(全房仕込みなら85%以上)。クリアンサ・レセルバ・グラン・レセルバという熟成の階段が規定されていて、ラベルを見れば方向が読める。
規定で認められている品種
生産規定に列挙されている品種です。当サイトに解説ページがあるものはリンクしています。
黒ぶどう・共通
- テンプラニーリョ
- ガルナッチャ・ティンタ(グルナッシュ)
- グラシアーノ
- マスエロ
- マトゥラナ・ティンタ
白ぶどう
- ビウラ
- ソーヴィニヨン・ブラン
- シャルドネ
- ベルデホ
- ガルナッチャ・ブランカ
- マルヴァジア
規定の要点
- 赤:認可黒ぶどう品種の合計95%以上(除梗する場合)/85%以上(全房仕込みの場合)
- ロゼ:認可黒ぶどう品種25%以上
- クリアンサ(赤):2年以上(樽1年以上)
- レセルバ(赤):36か月以上(樽12か月以上)
- グラン・レセルバ(赤):60か月以上(樽24か月以上)
この産地でわかったこと
熟成の階段(クリアンサ2年・レセルバ36か月・グラン・レセルバ60か月)が有名ですが、品種の規定にも変わった仕掛けがあります。赤は認可黒ぶどうの合計95%以上なのに、全房仕込み(除梗しない)なら85%でよい。造り方によって必要な品種比率が変わるという書き方は、ほかではあまり見ません。
出典
生産規定Consejo Regulador DOCa Rioja(生産規定)
https://riojawine.com/wp-content/uploads/2023/07/pliego-de-condiciones-de-la-doca-rioja-en-vigor.pdfDOCaリオハの pliego de condiciones「un 95% de uva... Tempranillo, Garnacha Tinta, Graciano, Mazuelo y Maturana Tinta」
規定は改正されます。掲載しているのは各出典を確認した時点の内容です。実際の商品がその規定に沿っているかは、生産者の表示をご確認ください。フランスのAOCについては、INAOが公開する生産規定に改正案(PNO版)と官報で確定した版があります。PNO版は旧い数値に取り消し線を引いて新しい数値を併記する形式のため、当サイトは新しい数値を採用し、確定版で突き合わせられなかったものはその旨を書いています。イタリアは農業・食料主権・森林省(Masaf)が公開する統合版の生産規定、スペインは農業・漁業・食料省(MAPA)または州の所管機関・統制委員会が公開する生産規定、ポルトガルはブドウ・ワイン研究所(IVV)とドウロ・ポルトワイン協会(IVDP)が公開する生産規定・技術仕様書、オーストリアは連邦法令情報システム(RIS)のDAC法令と連邦農林・地域・水資源省(BMLUK)が公開する製品仕様書を使っています。ドイツは欧州委員会のeAmbrosiaに登録された製品仕様書(Technische Unterlage)を使っています。フランスの一部の産地も、eAmbrosiaに登録されたEU登録版の技術仕様書を使っています。これは改正案(PNO版)が混ざらない代わりに要約文書なので、最低糖度や品種の比率が記載されていないことがあり、その場合はその旨を書いています。アメリカのAVAは電子連邦規則集(eCFR)の27 CFR Part 9 が条文で、承認の根拠は制定時に連邦官報(Federal Register)に載った最終規則の前文にあります。1994年より前の最終規則は連邦官報のサイトに収録がないため、アルコール・タバコ税貿易局(TTB)が自ら公開しているPDFを使っています。