キャンティ・クラシコ(Chianti Classico DOCG)はイタリアのDOCG。規定に4品種が列挙されている。比率が決まっているのはサンジョヴェーゼ(80〜100%)など4品種。当サイトは一次資料1件から引いている。
サンジョヴェーゼ80%以上。残りの20%に何を入れるかで性格が変わる。熟成期間によってリゼルヴァ、グラン・セレツィオーネと名前が変わる。
規定で認められている品種
生産規定に列挙されている品種です。当サイトに解説ページがあるものはリンクしています。
黒ぶどう・共通
- サンジョヴェーゼ80〜100%
- メルロー他品種と合わせて20%以下
- カベルネ・ソーヴィニヨン他品種と合わせて20%以下
- シラー他品種と合わせて20%以下
規定の要点
- サンジョヴェーゼ80〜100%
- 補完する黒ぶどう品種は最大20%
- リゼルヴァ:24か月以上(うち瓶内3か月以上)
- グラン・セレツィオーネ:30か月以上(うち瓶内3か月以上)
この産地でわかったこと
サンジョヴェーゼ80〜100%で、残り20%に何を入れるかが自由です。同じサンジョヴェーゼのブルネッロ・ディ・モンタルチーノは混合そのものが認められていないので、2つの産地の差は品種ではなく「混ぜてよいかどうか」で引かれていることになります。そのうえにリゼルヴァ24か月・グラン・セレツィオーネ30か月という熟成の段が乗ります。
出典
生産規定Consorzio Vino Chianti Classico(生産規定)
https://www.chianticlassico.com/wp-content/uploads/2020/11/disciplinare-Chianti-Classico.pdfキャンティ・クラシコDOCGの disciplinare「Sangiovese dall'80% fino al 100%」
規定は改正されます。掲載しているのは各出典を確認した時点の内容です。実際の商品がその規定に沿っているかは、生産者の表示をご確認ください。フランスのAOCについては、INAOが公開する生産規定に改正案(PNO版)と官報で確定した版があります。PNO版は旧い数値に取り消し線を引いて新しい数値を併記する形式のため、当サイトは新しい数値を採用し、確定版で突き合わせられなかったものはその旨を書いています。イタリアは農業・食料主権・森林省(Masaf)が公開する統合版の生産規定、スペインは農業・漁業・食料省(MAPA)または州の所管機関・統制委員会が公開する生産規定、ポルトガルはブドウ・ワイン研究所(IVV)とドウロ・ポルトワイン協会(IVDP)が公開する生産規定・技術仕様書、オーストリアは連邦法令情報システム(RIS)のDAC法令と連邦農林・地域・水資源省(BMLUK)が公開する製品仕様書を使っています。ドイツは欧州委員会のeAmbrosiaに登録された製品仕様書(Technische Unterlage)を使っています。フランスの一部の産地も、eAmbrosiaに登録されたEU登録版の技術仕様書を使っています。これは改正案(PNO版)が混ざらない代わりに要約文書なので、最低糖度や品種の比率が記載されていないことがあり、その場合はその旨を書いています。アメリカのAVAは電子連邦規則集(eCFR)の27 CFR Part 9 が条文で、承認の根拠は制定時に連邦官報(Federal Register)に載った最終規則の前文にあります。1994年より前の最終規則は連邦官報のサイトに収録がないため、アルコール・タバコ税貿易局(TTB)が自ら公開しているPDFを使っています。