北ローヌ最南の、白だけのAOC。マルサンヌとルーサンヌの2品種でつくる。瓶内二次発酵の発泡ワインを名乗れるのが北ローヌで唯一の特徴で、発泡用には最低アルコール度数が9%と低く設定されている。
規定で認められている品種
生産規定に列挙されている品種です。当サイトに解説ページがあるものはリンクしています。
白ぶどう
規定の要点
- マルサンヌとルーサンヌのみ。赤はつくれない
- 「白」と「白の発泡(mousseux)」の2つのカテゴリーがある
- 発泡は瓶内二次発酵に限られる。ティラージュは収穫翌年の12月1日以降、そこから最低12か月の熟成を経て出荷し、澱抜き後も同じ瓶で売る(トランスファー方式は不可)
- 収量はスティル45hl/ha(上限52hl/ha)、発泡52hl/ha(上限60hl/ha)
- 最低自然アルコール度数はスティル10.5%、発泡9%
- 剪定は1株12芽までで、北ローヌ7産地のなかで最も寛容
この産地でわかったこと
発泡用のアルコール度数の下限が9%とスティルより1.5%低く、収量の上限も52hl/haと高く設定されています。制度の側が「発泡用は早めに摘んでよい」と認めていることが、数値の差から読み取れます。
出典
生産規定INAO(フランス国立原産地・品質研究所)
https://extranet.inao.gouv.fr/fichier/PNO2025AOPSaintPeray.pdfAOC「Saint-Péray」生産規定(PNO2025版)第I章 V項・VIII項・IX項。発泡は「exclusivement élaborés par seconde fermentation en bouteilles」と定められている「Les vins sont issus des cépages marsanne B et roussanne B.」
規定は改正されます。掲載しているのは各出典を確認した時点の内容です。実際の商品がその規定に沿っているかは、生産者の表示をご確認ください。なおINAOが公開する生産規定には、改正案(PNO版)と官報で確定した版があります。PNO版は旧い数値に取り消し線を引いて新しい数値を併記する形式のため、当サイトは新しい数値を採用し、確定版で突き合わせられなかったものはその旨を書いています。