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フランス / AOC

シノン

Chinon

シノン(Chinon)はフランスのAOC。規定に3品種が列挙されている。比率が決まっているのはカベルネ・ソーヴィニヨン(10%以下)など2品種。当サイトは一次資料1件から引いている。

ロワール中流のAOC。赤・ロゼの主要品種はカベルネ・フランただ1つで、補助のカベルネ・ソーヴィニヨンは10%以下。白はシュナン・ブランのみ。

規定で認められている品種

生産規定に列挙されている品種です。当サイトに解説ページがあるものはリンクしています。

黒ぶどう・共通

白ぶどう

規定の要点

  • 赤・ロゼの補助品種カベルネ・ソーヴィニヨンは作付面積の10%以下
  • 白はシュナン・ブランのみから造られる
  • 基本収量は色を問わず55hl/ha(上限は赤・ロゼ67hl/ha、白69hl/ha)
  • 最低自然アルコール度数は白10.0%、ロゼ・赤10.5%
  • 赤は収穫翌年の12月14日まで熟成が義務で、出荷は翌年1月1日から
  • 赤はマロラクティック発酵の完了が条文で義務づけられている。あわせてリンゴ酸は0.3g/L以下。北ローヌの産地(コート・ロティ・エルミタージュ・クローズ・サン・ジョセフ)にはこの明文がなく、リンゴ酸の上限だけで縛っている

この産地でわかったこと

赤・ロゼの主要品種がカベルネ・フランただ1つで、カベルネ・ソーヴィニヨンは補助として10%以下です。ボルドーではカベルネ・ソーヴィニヨンが主役側に立つ組み合わせが、ここでは完全に逆転しています。白はシュナン・ブランのみ。

出典

生産規定フランス農業・食料主権省 BO-AGRI(官報)
https://info.agriculture.gouv.fr/boagri/document_administratif-f563b042-a8b8-4fc3-8ea2-2af7b2bcf4e1/telechargementAOC「Chinon」生産規定(統合版)。2026年6月8日のarrêtéでホモロゲーション、2026年6月11日JORF掲載。第I章 V項・VII項・VIII項・IX項「La fermentation malolactique est achevée pour les vins rouges.」

規定は改正されます。掲載しているのは各出典を確認した時点の内容です。実際の商品がその規定に沿っているかは、生産者の表示をご確認ください。フランスのAOCについては、INAOが公開する生産規定に改正案(PNO版)と官報で確定した版があります。PNO版は旧い数値に取り消し線を引いて新しい数値を併記する形式のため、当サイトは新しい数値を採用し、確定版で突き合わせられなかったものはその旨を書いています。イタリアは農業・食料主権・森林省(Masaf)が公開する統合版の生産規定、スペインは農業・漁業・食料省(MAPA)または州の所管機関・統制委員会が公開する生産規定、ポルトガルはブドウ・ワイン研究所(IVV)とドウロ・ポルトワイン協会(IVDP)が公開する生産規定・技術仕様書、オーストリアは連邦法令情報システム(RIS)のDAC法令と連邦農林・地域・水資源省(BMLUK)が公開する製品仕様書を使っています。ドイツは欧州委員会のeAmbrosiaに登録された製品仕様書(Technische Unterlage)を使っています。フランスの一部の産地も、eAmbrosiaに登録されたEU登録版の技術仕様書を使っています。これは改正案(PNO版)が混ざらない代わりに要約文書なので、最低糖度や品種の比率が記載されていないことがあり、その場合はその旨を書いています。アメリカのAVAは電子連邦規則集(eCFR)の27 CFR Part 9 が条文で、承認の根拠は制定時に連邦官報(Federal Register)に載った最終規則の前文にあります。1994年より前の最終規則は連邦官報のサイトに収録がないため、アルコール・タバコ税貿易局(TTB)が自ら公開しているPDFを使っています。