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フランス / AOC

ブルグイユ

Bourgueil

トゥーレーヌ地区の赤とロゼのAOC。カベルネ・フラン主体で、カベルネ・ソーヴィニヨンは10%まで。カベルネ・フランの特定のクローン(210・211・212)の植栽を名指しで禁止しているという、品種の中身にまで踏み込んだ珍しい規定を持つ。

規定で認められている品種

生産規定に列挙されている品種です。当サイトに解説ページがあるものはリンクしています。

収量の上限(rendement butoir)は、67hl/haから65hl/haへの引き下げが申請されているところまでは一次資料で確認できましたが、官報で確定した版に直接あたれていないため、上限値は本文に載せていません。基本収量55hl/haは確認済みです。

黒ぶどう・共通

規定の要点

  • カベルネ・ソーヴィニヨンは作付けの10%以下
  • カベルネ・フランのクローン210・211・212は、新植も改植も禁止
  • 収量55hl/ha。最低自然アルコール度数10.5%(果汁の糖度は赤180g/L、ロゼ171g/L)
  • 剪定は5月1日までに終える。1株あたり最大12芽
  • 赤はマロラクティック発酵の完了が条件で、リンゴ酸は0.3g/L以下

この産地でわかったこと

品種の規定は普通「どの品種を何%まで」で終わりますが、ブルグイユは同じカベルネ・フランのなかの特定のクローン3つを名指しで禁じています。品種の下にある「系統(クローン)」の違いまで制度が見ている、数少ない例です。

出典

生産規定INAO(フランス国立原産地・品質研究所)
https://extranet.inao.gouv.fr/fichier/3-CDC-Bourgueil.pdfAOC「Bourgueil」生産規定(PNO版)第I章 V項・VII項・VIII項・IX項「La proportion du cépage cabernet-sauvignon N est inférieure ou égale à 10 %」

生産規定INAO(フランス国立原産地・品質研究所)
https://extranet.inao.gouv.fr/fichier/Note-926---AOC-Bourgueil-Modif-CDC.pdfCRINAO ヴァル・ド・ロワール=サントル 通知 n°926(2017年3月14日)。収量上限を67→65hl/haへ引き下げる改正申請「Sont interdites les plantations réalisées avec les clones 210, 211 et 212.」

規定は改正されます。掲載しているのは各出典を確認した時点の内容です。実際の商品がその規定に沿っているかは、生産者の表示をご確認ください。なおINAOが公開する生産規定には、改正案(PNO版)と官報で確定した版があります。PNO版は旧い数値に取り消し線を引いて新しい数値を併記する形式のため、当サイトは新しい数値を採用し、確定版で突き合わせられなかったものはその旨を書いています。