ソアーヴェの上位呼称。品種構成はソアーヴェDOCと同一で、収量が10t/ha、収穫時の最低自然アルコール度数が11.00%volに引き上げられている。
規定で認められている品種
生産規定に列挙されている品種です。当サイトに解説ページがあるものはリンクしています。
黒ぶどう・共通
- その他の非アロマ白品種30%の枠内で最大5% / ヴェローナ県で栽培に適したものに限る
白ぶどう
- ガルガーネガ70%以上 / 原文表記: Garganega。当サイトに品種ページはまだありません
- トレッビアーノ・ディ・ソアーヴェシャルドネとの合計で30%まで / 原文表記: Trebbiano di Soave (nostrano)
- シャルドネトレッビアーノ・ディ・ソアーヴェとの合計で30%まで
規定の要点
- 品種構成はソアーヴェDOCと同一(ガルガーネガ70%以上/トレッビアーノ・ディ・ソアーヴェとシャルドネで最大30%、その枠内で非アロマ白品種5%まで)
- 収量は10t/ha、歩留まりは70%まで
- 収穫時の最低自然アルコール度数は11.00%vol
- 出荷は収穫翌年の4月1日以降、リゼルヴァは同年11月1日以降
- 消費時の総アルコールは最低12%vol(リゼルヴァ12.5%vol)、無還元エキス19g/L、総酸度4.5g/L以上
この産地でわかったこと
DOCGに上がって厳しくなったのは、品種の縛りではなく数字でした。ソアーヴェDOCの規定書と並べると、品種構成の条文はそのままで、収量が15→10t/ha、最低自然アルコールが9.50→11.00%vol、無還元エキスが15.0→19g/Lになり、出荷できる日が収穫年12月1日から翌年4月1日に動きます。同じぶどうで、採る量と待つ時間だけを変えた呼称という読み方ができます。
出典
生産規定イタリア農業・食料主権・森林省(Masaf)— Soave Superiore DOP 政令+統合版生産規定
https://www.masaf.gov.it/flex/cm/pages/ServeBLOB.php/L/IT/IDPagina/14703D.M. 24 ottobre 2019。第2条 品種構成、第4条 収量と最低自然アルコール、第5条 出荷解禁、第6条 消費時の分析値(2026年10月6日に再確認)「Garganega: almeno il 70%; Trebbiano di Soave (nostrano) e Chardonnay: massimo 30%. In tale ambito del 30% possono altresì concorrere, fino ad un massimo del 5%, le uve provenienti dai vitigni a bacca bianca, non aromatici, idonei alla coltivazione per la Provincia di Verona.」
規定は改正されます。掲載しているのは各出典を確認した時点の内容です。実際の商品がその規定に沿っているかは、生産者の表示をご確認ください。フランスのAOCについては、INAOが公開する生産規定に改正案(PNO版)と官報で確定した版があります。PNO版は旧い数値に取り消し線を引いて新しい数値を併記する形式のため、当サイトは新しい数値を採用し、確定版で突き合わせられなかったものはその旨を書いています。イタリアは農業・食料主権・森林省(Masaf)が公開する統合版の生産規定、スペインは農業・漁業・食料省(MAPA)または州の所管機関・統制委員会が公開する生産規定、ポルトガルはブドウ・ワイン研究所(IVV)とドウロ・ポルトワイン協会(IVDP)が公開する生産規定・技術仕様書、オーストリアは連邦法令情報システム(RIS)のDAC法令と連邦農林・地域・水資源省(BMLUK)が公開する製品仕様書を使っています。ドイツは欧州委員会のeAmbrosiaに登録された製品仕様書(Technische Unterlage)を使っています。アメリカのAVAは電子連邦規則集(eCFR)の27 CFR Part 9 が条文で、承認の根拠は制定時に連邦官報(Federal Register)に載った最終規則の前文にあります。1994年より前の最終規則は連邦官報のサイトに収録がないため、アルコール・タバコ税貿易局(TTB)が自ら公開しているPDFを使っています。