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フランス / AOC

プイィ・フュメ

Pouilly-Fumé

ロワール上流のソーヴィニヨン・ブランの白。「ブラン・フュメ・ド・プイィ」とも名乗れる。同じ村・同じ生産区域で、シャスラを植えれば「プイィ・シュル・ロワール」になるという、1つの生産規定が2つの呼称を品種で振り分ける構造になっている。

規定で認められている品種

生産規定に列挙されている品種です。当サイトに解説ページがあるものはリンクしています。

白ぶどう

  • ソーヴィニヨン・ブラン100% / 原文表記: Sauvignon B。プイィ・フュメの認可品種はこれだけ
  • シャスラ原文表記: Chasselas B。こちらを使うと呼称は「Pouilly-sur-Loire」になる

規定の要点

  • 同じ cahier des charges が2つの呼称を規定している。ソーヴィニヨン・ブラン=「Pouilly-Fumé(Blanc Fumé de Pouilly)」、シャスラ=「Pouilly-sur-Loire」。1937年7月31日のデクレで同時に認定された
  • 収量は両呼称とも65hl/ha(上限75hl/ha)で区別がない
  • 最低自然アルコール度数はプイィ・フュメ10.5%(糖度170g/L)、プイィ・シュル・ロワール9.5%(糖度153g/L)
  • 澱(lies fines)の上で収穫翌年1月1日まで熟成。出荷解禁は1月15日から
  • 灌漑禁止。植密度は6,000本/ha以上
  • 経過措置として、既存のシャスラの畑にソーヴィニヨン・ブランが混植されている区画は、抜根するまで呼称を名乗り続けられる

この産地でわかったこと

同じ畑・同じ収量・同じ規定書のなかで、植えた品種だけで呼称が変わります。「産地が品種を決める」のではなく「品種が呼称を決める」という、逆向きの例です。

出典

生産規定INAO(フランス国立原産地・品質研究所)
https://extranet.inao.gouv.fr/fichier/3-CDC-Pouilly-Fum%C3%A9-PNO.pdfAOC「Pouilly-Fumé」「Pouilly-sur-Loire」生産規定(PNO版)第I章 I項・V項・VIII項・XI項「« Pouilly-Fumé » sauvignon B. « Pouilly-sur-Loire » chasselas B.」

規定は改正されます。掲載しているのは各出典を確認した時点の内容です。実際の商品がその規定に沿っているかは、生産者の表示をご確認ください。なおINAOが公開する生産規定には、改正案(PNO版)と官報で確定した版があります。PNO版は旧い数値に取り消し線を引いて新しい数値を併記する形式のため、当サイトは新しい数値を採用し、確定版で突き合わせられなかったものはその旨を書いています。